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犬の病気 免疫介在性溶血性貧血

●免疫介在性溶血性貧血●

免疫介在性溶血性貧血とは?

免疫介在性溶血性貧血とは赤血球が壊れて貧血をおこす病気!

今回は、「免疫介在性溶血性貧血(めんえきかいざいせいようけつせいひんけつ)」という病気についてご紹介します。やや難しい名前がつけられているので、名前を聞いただけで病気をイメージするのは容易ではありません。名前の長さから「IMHA」と略字で呼ばれることもあります。この病気、ひとことでいってしまえば「貧血をおこす」ということです。ただそのメカニズムが少し特殊で、単に貧血として扱うことは危険なものです。早期に治療に取り組むことが重要で、放置しておくと2〜3週間という短い期間で命を落とすことさえあります。

原因不明。いったいどんな病気なのか

免疫介在性溶血性貧血という病気は、詳しい原因がまだわかっていません。ワンちゃんのからだをまもるはずの免疫のはたらきにトラブルがおこることで生じてしまうものです。体内に細菌やウイルスといった外敵が侵入してくると免疫システムが活動して、外敵をやっつけてくれます。ですがこの免疫システムが誤作動をおこし、外敵ではなく自分のからだを傷つけてしまうことがあります。このとき赤血球という酸素を運ぶ血液の成分が攻撃を受けて破壊されてしまうのが、免疫介在性溶血性貧血です。

 

なりやすいワンちゃんの種類

免疫介在性溶血性貧血になりやすいのは、2〜8歳前後のワンちゃんだといわれています。とくにメスのワンちゃんで発生する確率が高く、オスよりも3〜4倍もかかるリスクが高いと報告されています。また種類によってみられやすさが変わり、犬種によって多くみられるものがあります。代表的なワンちゃんの種類に以下のようなものがあります。

  • マルチーズ
  • オールド・イングリッシュ・シープドッグ
  • プードル
  • コッカー・スパニエル
  • シーズー
  • アイリッシュ・セッター

記載したワンちゃんは、統計的にみて免疫介在性溶血性貧血になりやすいといわれます。絶対ではありませんが、日頃からの注意や定期受診の必要性を考えるときの参考になります。

 

 

 

 

犬の免疫介在性溶血性貧血の症状


初期には特徴的な症状がない

放置は危険といわれる免疫介在性溶血性貧血は、初期症状がなかなか目立たないために発見が遅れることもしばしばです。初期にみられる症状は、寒がる、食欲が低下する、落ちつきがなくなる、運動すると疲れやすい、ぐったりしているなどがあります。しかしこれらの症状は病気でなくともみられることもあり、また免疫介在性溶血性貧血に限らずいろいろな病気でみられる症状でもあります。初期には症状が乏しい、あるいは特徴的な症状がみえづらいということが発見が遅れる原因のひとつです。

進行すれば消化器や皮膚症状が目立ってくる

病気の進行の目安となるのが消化器症状や皮膚の症状です。ここまでくると病気はある程度進んでいることが予想されます。歯茎が白っぽくなる、普段はピンク色をしている部分の皮膚がなくなってくると貧血をおこしている兆候です。ですが普段からワンちゃんのからだをよくみているオーナー様でないと異変に気づかないこともあります。さらに血尿、皮膚・歯茎・白目が黄色くなる黄疸(おうだん)、吐いたり、下痢したりすることもあります。同時に皮下出血をおこすこともあり、粘膜や皮膚の下に点状の出血などをおこすこともあります。

 

 

 

 

犬の免疫介在性溶血性貧血の検査

 

血液の状態をみる検査

ワンちゃんの血液の状態を詳しくみる検査が必要になります。「直接クームス試験」といわれることもあるこの検査では、赤血球に対して免疫の物質が付着していないか、赤血球の形の状態が変化していなかなどを調べます。これにより確定診断が可能です。

 

 

 

 

犬の免疫介在性溶血性貧血の治療

 

輸血や薬を使った治療がメイン

免疫介在性溶血性貧血の治療では、輸血や薬を使った治療がメインとなります。免疫が誤作動をおこす病気であるため、免疫抑制療法を優先することが多いです。免疫抑制療法というのは、ステロイドなどの免疫のはたらきを抑える治療薬を与えるという方法です。また症状が重症化してくると輸血などが必要になることもあります。免疫をおさえる治療をしているため、感染症などのリスクが高くなるという心配があります。動物病院できちんと管理しながら治療を継続していきます。

 

再発するようなら手術も

治療がすんでも再発をくり返す場合などは、脾臓を摘出がおこなわれることもあります。脾臓は古くなった赤血球を破壊する臓器です。その脾臓を取り除くことで、症状を少しでも回復させることを目標としています。

 

 

 

 

犬の免疫介在性溶血性貧血を予防する方法

 

予防は難しく早期発見が何より重要

免疫介在性溶血性貧血を予防するというのは難しいです。そのため、できる最良の方法は病気が軽いうちに早期発見と治療に努めるということ。進行を防ぐことを一番に優先します。

 

 

 

 

院長からのアドバイス

適切に治療すれば完治もある
免疫介在性溶血性貧血は難しい病気ですが、きちんと初期のうちに発見して治療に取り組めば治ることが期待できる病気です。なかには重症化してしまうケースもありますが、多くは治療によって回復するものです。そのためにも早期発見と治療が何より大切。普段からワンちゃんの状態をチェックしてあげるなどスキンシップを大切にしてください。またちょっとでも異常を感じたら、早めの受診を心がけましょう。

 

 

 

※参考文献

*小野憲一郎他(編):イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書). 講談社. 1996

*林良博(監):イラストでみる犬学 (KS農学専門書). 講談社. 2000

*森田泰典他:犬の免疫介在性溶血性貧血における血漿α_1-酸性糖蛋白測定の有用性, 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association 63(7), 543-547, 2010

*Balch Andrea et al:COMPENDIUM 犬の免疫介在性溶血性貧血:治療,予後, J-vet 20(10), 35-43,78~79, 2007

*SYSMEX・小動物臨床血液学症例集(http://www.power-vets.jp/literature/pdf/casestudy_vol5.pdf2016年11月11日閲覧)

*日本臨床獣医学フォーラムホームページ・血液の病気(http://www.jbvp.org/petlovers/cat_jinzou.html2016年11月11日閲覧)

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