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犬の病気 膵外分泌不全

●膵外分泌不全●

膵外分泌不全とは?

膵外分泌不全とは消化がうまくできない状態のこと!

「膵外分泌不全(すいがいぶんぴつふぜん)」という病気は、ちょっと耳慣れないものかもしれません。これは膵臓から出される消化酵素(食べものを分解するもの)がきちんと出されないために、食べものの消化(とくに脂肪の分解)がうまくできない状態になってしまう病気です。膵臓は消化に関わる病気だけに、症状にも消化に関わるものが多くみられ、下痢、吐く、食欲低下などが代表的です。今回は膵外分泌不全についてご紹介します。

 

膵臓は2つの役割をもつ臓器

膵臓の病気をみるまえに、膵臓という臓器について簡単に確認しておきたいと思います。膵臓は大きく2つのはたらきがあります。1つ目にホルモンを出すはたらき、2つ目に消化に関わるはたらきです。膵臓からは「インスリン」や「グルカゴン」と名付けられたホルモンが分泌されます。これは血液中の糖分を調整しているものです。こういったホルモンは糖尿病とも深い関わりがあります。つぎに膵臓のもつ消化作用についてですが、膵臓からは食べものを紹介する物質が出されます。代表的なものは、

  • アミラーゼ:炭水化物(デンプン)を分解するもの
  • トリプシン:タンパク質を分解するもの
  • リパーゼ:脂肪を分解するもの

すでにお分かりかもしれませんが、主要な3つの栄養素の全ての分解に関わっているのが膵臓です。そのため膵臓が病気になるということは、消化するうえで大きな障害となってしまいます。

 

膵外分泌不全をおこしやすいといわれるワンちゃん

ワンちゃんにしても、ネコちゃんにしても病気を調べていくと、おこしやすい種類がいることがわかります。これはあくまで可能性として、その病気になる可能性が高いということです。これは必ずしも病気になるということではなく、病気になる可能性をオーナー様に知っていただくための情報として受け止めてください。膵外分泌不全をおこしやすいといわれるワンちゃんには以下のような種類があります。

  • ジャーマン・シェパード
  • キャバリア・キングチャールズ・スパニエル
  • ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア
  • チャウ・チャウ
  • コッカー・スパニエル

なかでもジャーマン・シェパードは頻度が高いという報告があります。

 

 

 

 

膵外分泌不全の症状


消化不全が症状の中心になる

消化に関わる膵臓。その臓器が病変をおこしてしまうので症状は消化器に関わるものが中心となります。先ほどご紹介したように、膵臓は炭水化物、タンパク質、脂肪という3大栄養素の消化に関わっています。消化が十分におこなわれないため、栄養分も吸収がわるくなります。食欲はわりに旺盛なことも多く、普通よりもよく食べるワンちゃんも少なくありません。ですが、きちんと栄養が吸収されずに排泄されるので体重が少しずつ落ちてきます。その分、便の量が増えます。便にも特徴があり、やや白っぽい色をしていて、脂分を多く含む便になります。また脂が腐ったような異臭がするのも特徴です。そのほか、お腹がよくなったり、おならが多くなることもあります。食糞(しょくふん)といって自分の便を食べる行動がみられるワンちゃんもいます。

 

 

 

 

膵外分泌不全の検査

獣医による便や症状の確認

膵外分泌不全では、便に比較的特徴があるので、ワンちゃんの症状と合わせて獣医が目で確認します。確定診断とまではいかないものの、症状の特徴や便の状態をみることで、ある程度の予想を立てることも可能です。

 

血液検査

血液検査は、膵外分泌不全と合わせて消化器に異変をおこすようなほかの病気がないかを確認する意味でも有効です。膵外分泌不全をみるときには、コレステロール、ALTといった値をとくに注意してみます。

 

糞便検査
糞便検査は文字どおり、便を検査するものです。先ほど獣医が直接便の状態を確認するということを記載しましたが、それだけでは不十分です。もっと精密に便の状態をみる必要があります。糞便検査では寄生虫などへの感染がないかといったことも含めてより詳しく便を確認していきます。

 

 

 

 

膵外分泌不全の治療

 

パンクレアチンなどの薬剤を使った治療

膵外分泌不全の治療では、不足している消化酵素を補う治療が優先されます。おもにはパンクレアチンなどの消化酵素製剤を使います。消化酵素製剤というのは、もともとある消化酵素を人工的に改良して薬として使用できるようにしたもののこと。これを使うことで、低下した消化のはたらきをサポートします。そのほか胃酸を抑える薬(消化酵素製剤が酸に弱いため)やビタミンなどの補給も合わせておこなうことがあります。

 

食事(フード)の管理

消化が十分にできない膵外分泌不全では、食事管理が大切です。脂肪分、総カロリー、食物繊維などのバランスを考えたフードが理想です。栄養分は多すぎても少なすぎてもわるい影響が出てしまう場合があります。担当の獣医に食事管理のポイントやおすすめのフードなどを紹介してもらうようにしましょう。

治療は長くつづくので治療費などは事前に相談
膵臓という臓器は、一度はたらきを失ってしまうと、今の医学では元には戻すことができません。そのため、膵外分泌不全だとわかったら薬は一生涯服用することが必要になります。薬代や体調管理にかかる費用などを心配するオーナー様もおられると思います。ワンちゃんの状態によって、費用は異なるので一概にいうことはできませんが、治療を開始するときに、治療の目安がどの程度なのか担当の獣医に相談しておくことも大切です。

 

 

 

 

膵外分泌不全を予防する方法

 

定期検診がいちばんの予防法

膵外分泌不全を予防する確実な方法はありませんが、定期的に検診を受けることが重要です。早期から治療できれば、薬が不要とまではいかなくても、普通の食事に戻せるワンちゃんもいます。病状が悪化してからでは手の施しようがないということにもなりかねません。そうならないためにも定期検診を受け、早期発見に取り組むことが大切です。

 

 

 

 

院長からのアドバイス

膵外分泌不全は、膵臓という重要な消化器官の病気ですが、きちんと治療すれば、健康なワンちゃんと同じくらいの寿命をまっとうすることもできます。ただワンちゃんの管理が生涯つづくことになるため、ワンちゃん、オーナー様、獣医の3人4脚でじっくり病気と向き合わなければなりません。普段から健康診断を習慣にすること、そしてかかりつけの獣医を持っておくと安心です。

 

 

 

※参考文献

*小野憲一郎他(編):イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書). 講談社. 1996

*林良博(監):イラストでみる犬学 (KS農学専門書). 講談社. 2000

*神宮司、柴田恵子他:膵外分泌不全の治療後に改善を認めたせつ腫症の犬の1例, 獣医臨床皮膚科 17(2), 105-106, 2011

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