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犬の病気 胆のう粘液嚢腫

●胆のう粘液嚢腫●

胆のう粘液嚢腫とは?

胆のう粘液嚢腫とは消化に関係する病気のこと!

「胆のう粘液水腫(たんのうねんえきすいしゅ)」と聞くとちょっと難しい病気のような印象を受けます。これは消化に関係する臓器の病気です。胆のう粘液水腫という病気について知るために、少し胆のうがどんなはたらきをしているのかみておきましょう。脂肪の消化にとても大切なはたらきをする胆汁という消化液があります。これは肝臓でつくられています。この胆汁はつくられた後で胆のうに貯蔵されていて、必要に応じて胆のうから放出されます。胆のうは消化液の貯蔵庫という役割をもっているのです。胆のう粘液水腫は、胆のうのなかにゼリー状でネバネバした液体が溜まってしまう状態です。胆汁がスムーズに放出されないので、消化がうまくできなくなってしまいます。また胆汁が胆のうにたまりすぎて胆のうが破れ、そこからお腹の臓器の炎症がおきるなどして大きな合併症を抱えることもある病気です。

 

原因ははっきりしないが、遺伝も関係する!?

胆のう粘液水腫がどうしておこるのか、ある種の病気がきっかけか、感染か、まだ詳しいことはわかっていません。ただ胆汁が異常に濃くなってしまう、胆石という石ができてしまい、その石の刺激が胆汁の分泌を過剰におこしてしまうといったメカニズムが考えられています。また脂肪の代謝がうまくできずに、血液中の脂質が多くなっているワンちゃんによくみられる病気でもあります。このように血液中の資質が高くなりやすいワンちゃんがいることから、遺伝との可能性も考えられています。ちなみに血液中の脂質が高く(高脂血症)なりやすいワンちゃんの種類として

 

  • ミニチュア・シュナウザー
  • シェットランド・シープドッグ

 

などがいます。このほかにも、高齢や胆のうのはたらきが年齢とともに低下してくるといったことなども考えられています。

 

 

 

胆のう粘液嚢腫の症状

 

症状がなく偶然発見されることも

軽い胆のう粘液嚢腫であれば、症状がみられないこともあります。そのため、定期検診などをまめに受けているワンちゃんなどで偶然発見されるケースも少なくありません。症状が乏しいため、オーサー様が気づくのが遅れる、発見が遅れてしまうこともあるので、注意が必要です。

 

消化に関する症状が多い

胆汁は消化に関係の深い消化液のひとつです。そのため、胆のう粘液嚢腫では消化に関わる症状がみられることが多いです。たとえば、食べものを吐いてしまう、下痢をおこす、お腹の痛み、食欲が低下するなどがそうです。はじめは一時的な症状も、だんだんと慢性化して頻繁にみられるようになることもあります。このような消化器に関する症状は胆のう粘液嚢腫のワンちゃんでは、ほぼみられる症状といってもよいでしょう。

 

合併症に注意

胆のう粘液嚢腫で気をつけたいのは合併症です。胆のうに蓄えられた胆汁の分泌がスムーズにいかないだけでなく、胆汁の通り道が詰まってしまい分泌そのものができなくなってしまう、肝臓の障害をおこしてしまうこともあります。また黄疸(おうだん)といって、皮膚や目の白目が黄色くなってしまう症状がみられることもあります。さらに重篤になってくると、胆汁が胆のうにたまりすぎて、胆のうが破裂してしまうケースもみられます。破裂すると腹膜炎という状態になり大変危険な状態になってしまいます。腹膜は内臓を包んでいる膜ですが、通常は細菌などがいない無菌状態。そこに炎症がおこってしまうと、激しい腹痛、発熱、寒気、吐く・吐き気といった症状がつよくあらわれるようになります。意識を失ってしまうこともあり、とても危険な状態です。胆のう粘液嚢腫はこういった合併症にもとくに注意しておく必要があります。

 

 

 

胆のう粘液嚢腫の検査

血液検査で血液の値をみる

血液検査では、肝臓などとの関連のつよい血液値をみることで、肝臓や胆のうに関わる病気がないかを知ることができます。確定診断というわけではありませんが、ほかの病気との鑑別や合併症がないかなどをみるうえでも大切な検査となります。

 

超音波、レントゲンを使った画像の検査

画像検査ではレントゲン、超音波検査などをおこないます。レントゲンは血液検査と同じく、ほかの病気との鑑別や合併症がないかなどをみる指標となります。次に超音波を使った検査「エコー検査」です。これは胆のう粘液嚢腫を診断するうえで欠かせない検査とされます。写真ではなく動画としてリアルタイムでからだの臓器のうごきなどをみることができます。もし胆のう粘液嚢腫であれば、果物のキウイの断面のような所見をみることができます。これはキウイフルーツパターンといって、胆のう粘液嚢腫を判断するうえで特徴的な所見とされています。

 

 

 

胆のう粘液嚢腫の治療

お薬や食事管理で対応

早期の発見ができ、まだ手術などの緊急性が高くないのであれば、お薬を使ったり、食生活などを改善することで対応できるケースもあります。食事ではカロリーの摂取が高すぎたり、脂肪の多いフードなどを避けるようにして、バランスのよい食生活を心がけるようにします。

 

合併症のリスクがあるならば手術も

胆のう粘液嚢腫が進行してしまい、胆汁の通り道が詰まっていて胆のうが破裂する、合併症がおこるなどのリスクが高ければ手術を選択することになります。胆のうの破裂などをおこしてしまうと術後の経過も良くありませんので、進行が疑われれば手術は避けて通れません。手術では外科的に胆のうを切除する方法が選択されるのが一般的です。

 

 

 

胆のう粘液嚢腫を予防する方法

 

定期検診の徹底に限る

胆のう粘液嚢腫は早期発見・早期治療が何より大切です。そのためには、症状がはっきりとあらわれるようになってから慌てるよりも、定期的にかかりつけの動物病院で検診する習慣をつけておくことが大事です。

 

日頃からの生活習慣に気をつけて

肝臓や胆のうなどの臓器は、食べものの影響を受ける臓器でもあります。日頃から栄養などに気をくばり、ワンちゃんの食事管理をしっかりとしてあげることも大切です。カロリーの高いものや脂肪の多いものばかり食べていると、消化器の負担になりますし、血液中の脂質バランスを崩してしまいます。ライフスタイルにも心配りをしてあげるようにしてください。

 

 

 

 

院長からのアドバイス

 

早期発見と治療が決め手

胆のう粘液嚢腫は状態がわるくなってからの手術はリスクが高くなってしまいます。早期の治療は術中・術後の状態にも大きく影響してくるので、定期検診は本当に重要です。負担の大きな手術となればワンちゃんの生命はもちろん、手術費用面などオーナー様のご負担も大きくなります。定期検診では、からだの状態でなくフードなどのアドバイスもできるので、ワンちゃんの健康管理にとっても大きなメリットがあります。

 

 

 

 

※参考文献

*小野憲一郎他(編):イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書). 講談社. 1996

*林良博(監):イラストでみる犬学 (KS農学専門書). 講談社. 2000

*西部美奈子:胆嚢粘液嚢腫の犬の1例, 岩獣会報 (Iwate Vet.), Vol. 39 (No 2), p66-67, 2013.

*衛藤展功, 赤澤明彦,  西森裕一他:症例報告 胆嚢粘液嚢腫に対して胆嚢切除を行った犬30例の臨床病理学的所見と予後, 獣医畜産新報 66(9), p687-690, 2013

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