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犬の病気  前庭疾患

●前庭疾患●

前庭疾患とは?

前庭疾患とはバランス感覚がなくなる病気のこと!

私たちをふくめて、動物には平衡感覚(バランスの感覚)を正常にたもつための器官(装置のようなもの)をもっています。それは両方の耳の奥に存在します。それが三半規管(さんはんきかん)とよばれるものになります。頭をうごかしたり、からだをうごかしたとき、三半規管にあるセンサーがうごきを感知して脳につたえます。それに反応しようと脳から発信された信号によって動物はバランスを正常に保っているのです。前庭疾患という病気になると、この信号の受け渡しがうまくいかなくなります。バランス機能のはたらきがわるくなり、グルグルと世界が回ってしまうような感覚になり、めまいやふらつきといった状態がおこるのです。

 

前庭疾患は中枢性と末梢性にわけられる

前庭疾患の原因は、中枢性と末梢性にわけてみることができます。中枢性とは中枢神経といわれる場所に原因があることです。中枢神経とは脳と脊髄(せぼねのなかにある神経の束)のことです。そのため中枢性はおもに脳などに原因があります。それに対して末梢性は脳や脊髄以外と考えることができます。

 

中枢性の前庭疾患は脳腫瘍などの病気でおこる

中枢性の前庭疾患とは、脳などの中枢神経が原因でおこる前庭疾患のことです。脳の病気といえば脳の出血や脳腫瘍(脳のガンなど)などがあります。前庭疾患をおこす可能性がある代表的な病気として以下のようなものがあります。

 

  • 脳の外傷や出血
  • 脳の細菌感染
  • 脳の炎症
  • 脳腫瘍
  • 脳梗塞(脳の血管がつまること)


などです。

 

末梢性の前庭疾患は耳の病気などでおこる

中枢性の前庭に対して、それ以外の原因を末梢性の前庭疾患とよぶことがあります。末梢神経はおもに耳の病気に関わるものが多いです。おもな原因として以下のようなものがあります。

 

  • 中耳炎(鼓膜の内側の炎症の病気)
  • 内耳炎(耳のかなり奥に炎症がおこる病気)
  • 内耳の腫瘍(耳のかなり奥に腫れもの、ガンなどがおこる病気)
  • 先天性前庭症候群(生まれつき三半規管に障害がある状態)
  • 老犬性前庭疾患(高齢のワンちゃんみられる三半規管のはたらきのトラブル)
  • 毒性のある化学薬品によるもの

 

 

 

前庭疾患の症状

 

突然のバランス障害

前庭疾患は突発性といわれるような突然症状が発症する状態がみられることがあります。からだのバランスを保つことができなくなるので、めまいがしたり、よろめいたり、あるいはまっすぐに歩けなくなることもあります。症状が重い場合にはパタンと倒れ込んでしまうワンちゃんもいます。

 

くびを片側に向ける状態「斜頸(しゃけい)」

前庭疾患はゆっくりと症状がみられはじめるものもありますが、すでにご紹介したように突発的におこるものも多いのです。突然くびをねじるように傾けてクルクルと回るように回旋運動するような症状がみられることがあります。専門的には「捻転斜頸(ねんてんしゃけい)」とよばれます。またこのようなワンちゃんをみると、目がふるえて回転しているような「眼振(がんしん)」という症状がみられることもあります。

 

食欲の低下や吐いてしまう

ふらつき、めまいなどが生じているので気分もわるく食欲がなくなるワンちゃんが多いです。食べても吐いてしまったします。バランスがわるくおびえているので、空中に抱え上げられたりするとパニックになることもあります。また、暗い場所や寝起きに症状がひどくなるのも前庭疾患の特徴的な症状です。

 

 

 

前庭疾患の検査

獣医による診察

前庭疾患は症状が特徴的なこともあり、ある程度経験のある獣医であれば過去の病気の状態を聞いたり、症状をみたりすることで前庭疾患がでているとおよその診断をつけることができます。ただ脳や耳の病気などが原因になっていることも心配なので画像検査をおこなうと安心です。

 

画像検査

前庭疾患の原因に脳や耳の病気が隠れていないかを知るためにおこなうのが画像検査です。最近ではCT検査やMRI検査をおこなうところもあります。CT検査とはレントゲンでおなじみの放射線をあてて、それをコンピューターで処理して詳しくからだをみるものです。耳の病気については、このCT検査が活躍します。それに対して脳の病気などが心配されるときはMRIが好まれることもあります。MRIは電磁波を使って臓器などを詳しく画像としてみることができます。ただMRIは大変高額な検査機器であることから、すべての動物病院で備えられるとは限りません。そのためMRI検査だけは大きな大学病院などにお願いするケースもあります。

 

 

 

前庭疾患の治療

 

自然に回復することもある

突然おこった前庭疾患の場合には、経過をみていくと時間とともに少しずつ回復していくケースも少なくありません。前庭疾患には原因がわからない場合もあり、そういった原因が特定できないもの、症状がかるいものであればワンちゃんの負担になるような大がかかりな治療ではなく、時間をみながら自然に回復するのをまつという選択をすることもあります。

 

薬やサプリを使った治療

お薬をつかって症状をやわらげる治療もあります。脳に水がたまっているようなときにはステロイドという薬をつかうこともあります。また栄養補給のためのビタミン剤、感染症が原因となっているときは、細菌をやっつけるための抗生物質という薬をあげることもあります。薬は直接内服させることもあれば、点滴を利用することもあり、ワンちゃんの個々の状態によって対応するのが一般的です。最近では、サプリメントなどを予防も兼ねてあつかっている動物病院もみかけるようになりました。

 

原因によっては手術も

耳に腫瘍(腫れもの)があるなど、手術でとった方がよいと判断されるものに対しては手術がおこなわれることもあります。ただしすべてのケースで手術ができるとはかぎりません。脳の腫瘍などは手術が難しいため、たとえとった方がよいものであっても場所によっては手術が難しいことがあるのも現状です。

 

 

 

 

院長からのアドバイス

予防は難しいけれど早期発見が大切

前庭疾患は予防策といっても断言するのが難しいものです。感染症などを防ぐ意味でいえば、ダニや真菌が発生しないように常に耳を清潔にしたり、耳垢をとり耳の中をきれいな状態にしておくのは大切です。また感染症の予防のためにワクチンの接種をおこなっておくというのもひとつの方法です。ただこれで予防が万全とはいえません。いつおこるかわからないのも前庭疾患です。症状の発見がおくれたり、放置が長ければ回復がおそくなってしまうこともあります。気になる症状がみられたらすぐに動物病院でみてもらうことを心がけてください。

 

 

 

 

※参考文献

*小野憲一郎他(編):イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書). 講談社. 1996

*川崎安亮:小動物診療のエビデンス 神経疾患(6)前庭疾患--ふらつく犬に出会ったら, J-vet 21(12), 5-19, 2008

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