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猫の病気 扁平上皮ガン

●扁平上皮ガン●

扁平上皮ガンとは?

扁平上皮ガンとは上皮にできるガンのこと!

扁平上皮(へんぺいじょうひ)ガンというのは、からだの表面を覆っている体表面にある扁平上皮とよばれる細胞がガン化したものをいいます。上皮というのは皮膚などの外側にある細胞です。からだの皮膚や目の角膜、さらに口のなか、食道などの表面も扁平上皮という細胞からできています。ネコちゃんにみられる扁平上皮がんに関していえば、おもには皮膚上にみられることが多いといわれます。ネコちゃんの皮膚のつくりをみていくと、もっとも外側から扁平上皮細胞、メラニン細胞、線維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞からできています。これらの細胞はいずれもガン化する可能性があり、それぞれ扁平上皮ガン、メラノーマ、線維肉腫などの名前でよばれています。今回は、そのなかでも扁平上皮ガンにフォーカスを当ててご紹介します。

扁平上皮ガンの原因は?
扁平上皮ガンの原因の多くについては、まだ詳細がわかっていないのが現状です。さまざまな原因が報告されたりしますが、決定的なところまでは至っていません。一般にガンについては、遺伝との関連性などがいわれることもありますが、そのあたりも不明な点が多いのです。今のところ考えられるものとして、比較的有力とされる原因には以下のようなものがあります。

■紫外線

人間の場合も極端に紫外線を浴びすぎると皮膚ガンになることが指摘されています。ネコちゃんについていえば、扁平上皮ガンが白色系のネコちゃんで、比較的毛が薄い鼻や耳の部分に発症がみられることから、紫外線にさらされることが原因のひとつだといわれています。

■環境的なもの

扁平上皮ガンの報告をみていくと、比較的自然豊かな田舎よりも都会に住むネコちゃんの方が発症率が高いとされます。そのため、環境的な要因がしてきされています。たとえば、排気ガス、化学薬品、喫煙による煙などの人工的な汚染物質などがこれにあたります。

 

 

 

 

扁平上皮ガンの症状

好発部位がある

扁平上皮ガンには好発部位(こうはつぶい)といわれる場所があります。これは、からだのなかでもとくに扁平上皮ガンの発症が多い場所という意味です。扁平上皮ガンの好発部位として知られている場所には以下のような部位があります。

■鼻の表面

■耳

■まぶた

■唇

■歯ぐき

■口のなか(舌など)

■肺

などです。いずれも外の世界との接触が多い場所です。これらはあくまで好発部位です。扁平上皮ガンは、扁平上皮という細胞が存在する場所であれば、どこでも発症する可能性はあります。

 

耳、まぶた、唇の症状

耳、まぶた、唇の症状場所は、扁平上皮ガンの好発部位です。これらの場所に扁平上皮ガンが発生した場合、すり傷のようなものが皮膚上に確認できます。普通のすり傷ならば自然に治る場合が多いですが、扁平上皮ガンは数か月〜数年をかけて少しずつ大きくなっていきます。

 

口の症状

口のなかでみられやすいのは舌と歯ぐきです。潰瘍(かいよう)といって、口内炎のように深くて痛々しい状態がみられます。短期間のうちに、このような潰瘍がみられたり、表面がただれた状態を確認できるようになります。

鼻の症状
鼻の扁平上皮ガンでは、鼻のできものとして確認できることもあれば、鼻血、鼻水、くしゃみなどの症状をみせることもあります。白色系のネコちゃんに多いといわれています。

その他の症状
そのほか、比較的多いのが肺の扁平上皮ガンです。肺の場合の症状は、咳(血がまざることもある)、呼吸困難、ゼーゼーと音を出すような呼吸、元気がない、体重が落ちるといった状態になることがあります。

 

 

 

 

扁平上皮ガンの検査

 

獣医による診察

ガンは場所によって、大きく腫れたりするため、まずは獣医が見る・触るといった方法で、直接ガンの疑いを確認します。

血液検査・画像検査で転移の有無をみる
ガンだけの検査ではありませんが、ガンの診断について、血液検査や画像検査はほぼ必須となります。血液検査では特定の値が異常値をしますことがあることから、ガンの発見に有効です。また画像検査ではレントゲン写真を撮ったり、超音波検査機器を使って臓器の状態をリアルタイムに動画として確認します。ガンが転移(ほかの臓器などにもガンが移ってしまうこと)していないかを調べるためにも大切な検査となります。


組織検査

ガンの確定診断をするうえで重要な検査です。これまでご紹介した検査でもおおむねガンの有無を確認できますが、本当にガンかどうか、あるいは手術が必要かどうかを確定するうえで必要なのが、組織を直接顕微鏡などで精密に検査する組織検査となります。

 

 

 

 

扁平上皮ガンの治療

 

内科的な治療

扁平上皮ガンの治療は大きく、内科的治療と次にご紹介する外科的な手術に分けることができます。内科的治療では、抗ガン剤などの薬を使ったり、放射線を使って治療する方法です。これは単独でおこなわれることもありますが、外科的な治療をおこなったあと、その補助としての治療でも用いられることがあります。


外科的な手術
ガンの場合は、基本的に外科的に取り除く手術が優先的に検討されます。しかし、ガンの状態がひどく、広がりも大きい場合は手術が現実的でないこともあります。全ての扁平上皮で手術ができるとは限りません。ですが、ガン化した組織を根本的に治療しようとなると、現状では手術が有効だとするのが通説です。

 

 

 

 

扁平上皮ガンを予防する方法

長時間の紫外線を避ける

外にまったく出かけないというのは、現実的ではありませんし、また室内であっても紫外線を避けることは難しい環境もあります。ただ紫外線がとてもつよい真夏の時期などに長時間外で過ごすといったことは控える方がよいでしょう。むやみに紫外線に当たらないように室内飼いをすることは、有効な手段といえます。

 

異常があればすぐに診察を

皮膚や口などに傷があり、なかなか治らないようであれば放置せず早い段階で獣医にみてもらうようにしましょう。そのためにも、普段から鼻や耳周辺の皮膚をチェックすることを習慣にしておくことをおすすめします。

 

 

 

 

院長からのアドバイス

 

余命も大事だがQOLも大切なこと
もしネコちゃんに扁平上皮ガンがおこった場合、オーナー様も治療を担当する獣医も「病気を直して余命を長く」という思いは共通した願いです。ですが、ガンの治療は程度によっては、難しいこともあります。ガン治療は余命を伸ばすことも重要になりますが、痛みや苦しみなく、残りの生活をおくってもらう。いわゆるQOL(生活の質)を大切に考えてあげることも同じように大切です。そのためにも獣医と相談しながら、「ネコちゃんにとって最良の治療とは何か」を考えながら治療に望む姿勢も必要となります。

 

 

 

 

※参考文献

*犬と猫の内分泌疾患ハンドブック:東京大学(http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/vcpb/endo-dx.pdf 2016年12月1日閲覧)

*村上雄一他:犬・猫の乳腺腫瘍・扁平上皮癌および基底細胞腫におけるcyclin A・cyclin D1およびp53の免疫組織化学的解析, The journal of veterinary medical science 62(7), S・vi, 743-750, 2000

*小山田敏夫他:猫の扁平上皮癌と骨肉腫よりなる唾液腺悪性混合腫瘍の1例(短報), The journal of veterinary medical science 60 p724~728, 2007

*笹塚淳子他:猫の食道腺扁平上皮癌の一例(短報), The journal of veterinary medical science 63(1), 91-93, 2001

*小野憲一郎他:イラストでみる猫の病気 (KS農学専門書). 講談社. 1998

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