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猫の病気 リンパ腫

●リンパ腫●

リンパ腫とは?

リンパ腫とは免疫の細胞におこるガンのこと!

リンパ腫という病気は、ネコちゃんのからだを外敵から守ってくれる免疫に関わる細胞がガンになってしまうもののことです。本来であれば、細菌やウイルスが体内に侵入してきたとき、免疫に関わる細胞が外敵をやっつけてくれるので、軽い感染などであれば自然に治癒します。これはネコちゃんだけでなく、人間を含めた動物の多くがそうです。しかし、何らかの原因によって免疫細胞がガンになってしまうことがあります。ここで、少し免疫について簡単に触れておきたいと思います。ネコちゃんのからだにはリンパ球といわれる免疫細胞がいます。これは細かくT細胞やB細胞といった細胞の総称名です。直接外敵を攻撃する細胞もいれば、外敵を攻撃する物質をつくり出すタイプの細胞もいます。1回感染すると2回目以降は感染しにくかったり、感染しても症状が軽く済むことがあります。これはリンパ球が外敵を記憶しているので、2回目に同じ外敵が侵入したとき、すぐに攻撃できる体制が整っているためです。リンパ球はまさにからだを守るボディーガード的な存在なのです。

リンパ腫とは免疫の細胞におこるガンのこと!

リンパ腫がなぜおこるのか、その原因には以下のようなものが考えられています。

■ウイルス感染

ネコちゃんのリンパ腫の多くは感染によるものといわれています。文献などによって、頻度はまちまちですが、30%程度とするものもあれば、80%は感染がリンパ腫の原因になるとするものもあります。いずれにしてもリンパ腫の原因として主要なものと考えられます。よく知られているものとして猫エイズや猫白血病などのウイルスがあります。

■受動喫煙

海外の文献などをみてみると、受動喫煙による影響が指摘されるものもあります。喫煙は人間の場合もガンとの関連性がいわれていますが、受動喫煙がネコちゃんのリンパ腫の引き金になる可能性があるということです。

■その他

そのほかに報告されているものとして、人間の胃潰瘍などとも関連性が指摘されるペリコバクター菌、あるいは電線などから放出される磁気などを報告するものもあります。

 

 

 

 

リンパ腫の症状
ネコちゃんのリンパ腫はおこる場所によって、いくつかの種類があります。ここでは部位別に症状をまとめておきます。

 

消化管型 消化器症状が中心

消化器型(しょうかきがた)は、おなかや腸内のリンパ節がガン化したタイプで、下痢、吐く、食欲の低下などの症状がみられます。リンパ節というのは、からだのところどころにあるリンパ球の待機場所のようなものです。7歳以上の猫に多く、リンパ腫の半数近くは消化管型といわれています。

 

縦隔型 胸水、呼吸困難などがみられる

縦隔型(じゅうかくがた)というのは、肺と胸椎(背骨)、胸の手前の骨に囲まれた空間「縦隔」に発生したリンパ腫のことです。咳症状が特徴といわれ、胸に水が溜まる胸水(きょうすい)などもみられることがあります。徐々に呼吸困難もひどくなり酸素不足の状態になっていくネコちゃんもいます。

 

鼻腔型 鼻づまり、鼻血、呼吸困難など

鼻腔(びくう)というのは、鼻のなかの空間をいいます。ここは消化管型に次いでリンパ腫の頻度が高いといわれています。症状としては、鼻づまり、鼻血などです。呼吸がしにくくなるため、呼吸困難をおこすこともあります。

そのほかの場所にもみられるリンパ腫
消化器や縦隔、鼻腔意外にも、皮膚や腎臓、脳などにおこるリンパ腫もあります。全身に関わる免疫細胞のガン化だけに、全身のいろいろな臓器でおこる可能性があるのです。


 

 

リンパ腫の検査

 

血液検査

リンパ腫の検査として、まずは血液検査がおこなわれます。血液検査は簡単にできる検査法であるだけでなく、貧血の状態や腎臓や肝臓、心臓といった内臓の状態を把握することができます。

画像検査

レントゲンや超音波などの画像検査も合わせておこなわれることが一般的です。レントゲンは体内の状態を写真として、超音波検査は体内の状態を動画として確認することができます。胸やお腹にリンパ腫の状態や他の病気がないかを調べるのにも有益な検査です。

 

針吸引検査
この検査は、細胞を精密に調べる検査になります。リンパ腫をきちんと診断するためには、この針吸引検査が必要です。このほかにも、必要に応じて尿検査(腎臓の状態をみる検査)、骨髄検査(骨の中心である骨髄を調べる検査)、クローナリティ検査(リンパ腫のタイプを細かく調べる検査)などが合わせて行われることもあります。

 

 

 

 

リンパ腫の治療

化学療法が中心

リンパ腫の治療は決して簡単なものではありません。治療の中心は抗ガン剤という薬を使った化学療法です。リンパ腫に対しては、抗ガン剤による効果が確認されていて、およそ60%のケースで効果が得られるといわれています。ただ治療をおこなったとしても、予後は必ずしも良好とはいえず、余命は平均で6か月あるいは9か月程度とされます。1年以上の余命をまっとうできるネコちゃんは20%程度かそれ以下とする報告もあります。治療するうえで重要なのは、病気そのものを完治させるというよりも、できるだけ残りの生活を安定して過ごせるようにお手伝いするということに重きが置かれます。

 

 

 

 

リンパ腫を予防する方法

 

感染症予防に取り組む

リンパ腫の発生原因としてウイルス感染が注目されています。猫白血病ウイルス、ネコエイズウイルスなどのウイルスに感染しないように気をつけることは、予防法として重要なポイントです。外出したときに他のネコちゃんと接触したときに感染する可能性もあります。むやみに衛生面がわるい場所に近づかないようにするとったことも大切です。

 

 

 

 

院長からのアドバイス

治療では副作用や治療費などをよく獣医と相談しましょう
リンパ腫の場合、できるだけネコちゃんに安らかな生活を送ってもらえるようオーナー様と獣医が手を取り合って協力することが必要です。抗ガン剤による治療も有効とされますが、その一方で消化器の障害(吐く・下痢)、免疫力の低下、脱毛などの副作用もあります。また治療が長く、専門的になってくれば治療費もかかります。治療については獣医ともよく相談するようにしましょう。

 

 

 

 

※参考文献

*坂井祐介他:新WHO分類による犬・猫の悪性リンパ腫の組織学的診断, 日本獣医師会雑誌61(7), p543-548, 2008

*Elizabeth R. Bertone et all:Environmental Tobacco Smoke and Risk of Malignant Lymphoma in Pet Cats(http://aje.oxfordjournals.org/content/156/3/268.abstract 2016年12月1日閲覧)

*Reif JS et all:Residential exposure to magnetic fields and risk of canine lymphoma(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7840113 2016年12月1日閲覧)

*Erin C. Bridgeford et all:Gastric Helicobacter species as a cause of feline gastric lymphoma: A viable hypothesis, Veterinary Immunology and Immunopathology, Volume 123, p106〜113, 2008

*小野憲一郎他:イラストでみる猫の病気 (KS農学専門書). 講談社. 1998

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