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猫の病気 注射部位肉腫

●注射部位肉腫●

注射部位肉腫とは?

注射部位肉腫とは薬剤注射でおこるガンのこと!

ネコちゃんにみられる注射部位肉腫(ちゅうしゃぶいにくしゅ)。病気というよりも、ワクチンの接種のときにおこる可能性がある副作用のことです。多くみられるものではありませんが、原因が詳しくわかっていないため、治療などの対処が難しいこともあります。またワクチンだけに限らず、抗生物質などの薬剤を注射したときにも同様の症状がみられることがあります。簡単にいってしまえば、注射した部位にガンが発生してしまうというものです。少し難しい病気ですが、薬剤注射による副作用としておさえておきたい病気のひとつといえます。

 

 

 

 

注射部位肉腫の症状や特徴

 

注射部位がガン化してしまう

注射部位肉腫の原因はわかっていませんが、以前はワクチン注射との関係がつよく考えられていたため「ワクチン関連肉腫」ともよばれていました。しかし、抗生物質やステロド剤などの薬剤によっても同様の症状がみられることから、最近では注射部位関連肉腫とよばれることが多くなっています。肉腫という言葉は、悪性腫瘍(いわゆるガン)を表す専門的用語です。細胞のガン化は注射を接種した部位、たとえば肩甲骨の間、背中などの場所にみられます。基本的には薬剤を注射によってからだに注入することでおこるため、血液検査など体液を吸い取るような注射では注射部位肉腫はほとんどみられません。発生の頻度は0.001%とも報告されていてます。注射から発症までの期間が幅広く、早いもので数週間くらい、長いケースでは10年くらい経ってから発症するという報告もあります。

 

肉腫は手強い。転移などのリスクも高い

肉腫といわれるガンは、なかなか手強いものです。それは、その特徴として、大きく・深く進行しやすいこと、再発も多いこと、転移(てんい)するリスクが高いということがあります。たとえガンを外科的に取り除いたとしても、発症するケースが多いというのが通説です。治療後、およそ6か月の期間で再発率は80%以上ともいわれています。早いものでは3か月以内に発症するケースもあります。さらに転移しやすいのも特徴といえます。転移とは、ガンが発生した場所からほかの臓器などに広がってしまうことで、肺、肝臓、骨盤などへの転移が特徴とされていて、とくに肺への転移が多くなっています。治療が遅れるほど転移のリスクは高くなるので、治療はできるだけ早期にはじめることが必要です。

 

どんな注射でおこるのか?

注射部位肉腫が取り上げられるようになったのは、もともと猫白血病ウィルスワクチンや狂犬病ワクチンなどです。これらのワクチンには、作用をつよめるためにアジュバンドとよばれる物質をふくんでいて、それとの関係が問題視されました。その後の研究報告などで、アジュバンドを含まないワクチンや通常の薬剤での同様な肉腫の発生を伝えるものも出てきていて、原因はさらに複雑なものになっています。今のところ、注射部位肉腫を起こすワクチンは、猫3種混合ワクチン、猫白血病ワクチンなどがよく知られています。

 

 

 

 

注射部位関連肉腫の検査

病理検査

注射部位肉腫の検査では、一般的な診察などだけでは十分な検査ができず、原則として病理検査といってガン細胞の一部を取り出して精密にみる検査が必要となります。注射部位関連肉腫にはある程度の基準が設けられていて、その基準によって外科的治療などを検討することになります。その基準とは

■しこりが3か月以上つづいて存在しているとき

■しこりの大きさが2cm以上になっているとき

■1か月様子をみて、しこりが大きくなりつづけるとき

このような場合には、手術で切除することが推奨されています。

 

 

 

 

注射部位肉腫の治療

外科的な手術

注射部位肉腫の治療は、外科的にガン化した細胞を取り除くことが基本とされます。できるだけガン化した組織を全体的に残さずとることが必要で、手術としてはかなり条件が厳しいものとなります。また手術すれば終わりというわけにはいきません。手術後は抗ガン剤などを使って補助的な治療を長期間おこなうことになります。そのため、治療全体でかかる費用も大きくなります。

 

 

 

 

注射部位肉腫を予防する方法

 

かかりつけ医をもつ

今のところ注射部位肉腫の予防法として確立したものはありません。いくつか候補といわれる予防策に、ワクチンの接種部位を変える、生ワクチンを使うといった方法などがあります。また、毎年同じ場所に打つこともリスクを高めてしまうともいわれています。そのため、ネコちゃんの状態をよく知っている「かかりつけ医」をもっておくと安心です。

 

ワクチン接種のときは獣医に相談する

ワクチン接種に関しては、以前から賛否両論です。ワクチン接種しなければ、注射部位肉腫のリスクを防ぐことができます。しかし、ウイルス感染のリスクが高くなります。また持病などがあれば、ワクチン接種が望ましくないということもいえます。なかなか難しいところですが、心配なときはワクチン接種について担当の獣医に相談するようにしましょう。ネコちゃんの状態をみて、ワクチン接種が望ましいか、そうでないか、きちんとアドバイスをもらう方が得策です。

 

 

 

 

院長からのアドバイス

 

異常があれば早期に受診を!
ネコちゃんのからだに変わった「しこり」などがあれば、できる限り早い段階で受診するようにしてください。様子をみようと思われるオーナー様もおられますが、とくに問題がなければ、それだけのことです。それよりも進行するスピードや転移の方が何倍も心配です。しこりかな?と思ったら、すぐに獣医と相談するようにしましょう。

 

 

 

 

※参考文献

*相川武他:猫ワクチン関連肉腫に対して根治的切除手術を行った7例,日本獣医がん学会雑誌 4(2), p16-23, 2013

*WSAVA Global Veterinary Community資料・WSAVAワクチネーションガイドラインの概要とアジアの小動物臨床獣医師に向けた提言((http://www.wsava.org/sites/default/files/MVM%202014年%20150号ワクチネーションガイドライン概要と提言.pdf 2016年12月1日閲覧)

*小野憲一郎他:イラストでみる猫の病気 (KS農学専門書). 講談社. 1998

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