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猫の病気 汎白血球減少症

●汎白血球減少症●

汎白血球減少症とは?

汎白血球減少症とはとても危険なウイルス感染症のこと!

ネコちゃんの汎白血球減少症(はんはっけっきゅうげんしょうしょう)。あまり聞きなれない病名かと思います。簡単にいってしまえば、パルボウイルスというウイルスに感染することで、胃腸炎などの消化器系の症状がみられる病気です。そのため、別名「猫伝染性胃腸炎」、「猫パルボウイルス感染症」などとよばれることもあります。

 

感染力がつよく死亡率も高い

汎白血球減少症という病気をおこす原因となるパルボウイルスは、とても感染力がつよいウイルスだといわれています。ワクチン摂取の経験がなく、免疫をもたないネコちゃんであれば、ほぼ100%感染するだろうと考えられています。しかも感染症を発症すると死亡率も高いとされるのが特徴です。幼いネコちゃんに感染した場合、死亡率は幼弱猫の死亡率は75%~90%くらいだという報告もあります。このパルボウイルスの感染は、ネコちゃんだけにかぎりません。ワンちゃん、イタチ系の動物、アライグマ系の動物などへの感染も確認されていて、しかもワンちゃんからネコちゃんに感染する可能性もあります。ワンちゃんの場合は1歳以下での感染に注意がよびかけられていますが、ネコちゃんは年齢に関係なく感染のリスクが心配される感染症です。

 

感染しても症状はすぐにでない(潜伏期間がある)

汎白血球減少症を引きおこすパルボウイルスは、感染してもすぐに症状がでるのではありません。からだのなかに病原ウイルスが活動をせずに潜んでいる期間があります。この期間を「潜伏期間(せんぷくきかん)」といいます。文字どおり潜伏しているだけの期間ということです。一般に潜伏期間は2日〜12日くらいといわれますので、この間は大きなトラブルもなく、感染しているかどうかを見分けることはとても難しいです。この潜伏期間をおえると、いよいよ本格的な症状がみられるようになります。

 

 

 

汎白血球減少症の症状

 

胃腸系の症状が目立つ

汎白血球減少症でみられるおもな症状は胃腸などの消化器系の症状です。初期にみられやすい症状は、「元気がない」「食欲がない」といった活動性の低下がみられます。じっとうずくまり、うごかなくなることもあります。それにつづいて、「激しい吐き気・吐く」「下痢」といった症状がみられます。また「水溶性粘血便(すいようせいねんけつべん)」といってトマトジュースのようにさらさらとした血便がみられることもあります。感染したウイルスによって腸の表面にある細胞が破壊されるので、正常な腸の粘膜がつくられないことが原因だと考えられています。

 

心臓病もおこりえる

パルボウイルスの感染で、もうひとつ重要なのが「エンドトキシン血症」というものです。これは別名「菌血症(きんけっしょう)」あるいは「敗血症(はいけっしょう)」ともいわれ、いってみれば血液の感染です。ウイルスが血流にのって全身に流れていくことで、消化器以外の臓器への影響もあるということです。とくにウイルスが心臓に流れて、心臓で異常にふえてしまい、心臓の細胞を破壊することがあります。心臓の筋肉がダメージを受け、心臓の炎症をおこしたり、心臓のはたらきがダメになって突然死をおこすケースもあります。

 

合併症に注意

汎白血球減少症という名前にもあるように、白血球が激減します。白血球はネコちゃんのからだをまもる免疫に関わるものです。白血球が減少したネコちゃんは、外敵に対して防御機能がよわくなります。普段はかかることのない弱い細菌などへ感染しやすくなり、進行すると全身の臓器のはたらきができなくなり、最終的には命をおとすこともあります。

 

 

 

汎白血球減少症の検査

簡易キットによる検査

汎白血球減少症の診断には簡易キットとよばれる検査器具がセットになったものがあり、とても使い勝手が良く、スムーズな検査ができるようになっています。ただ下痢や吐くといった症状がみられる頃には病状が進行していると思った方がよいでしょう。早期発見が難しいのもこの病気の難点です。一般に検査キットを使うことで感染の判断ができますが、ワンちゃんに比べると検査キットの反応がよわいこともあります。様子がおかしいのに検査の結果は「陰性(感染なし)」となることもあるため、注意が必要です。この点は、判断が非常に難しいところですので、担当の獣医さんの判断に任せることをおすすめします。

 

 

 

汎白血球減少症の治療

 

決定的な治療法はなく症状を和らげることを優先

汎白血球減少症に対する特効薬とされる薬は今のところまだ出されていません。そのため、治療の中心はネコちゃんの症状にたいしてひとつひとつ対応する「対症療法(たいしょうりょうほう)」が中心となってきます。下痢や吐くことで失われた水分を補給させて脱水を防いだり、電解質を補給するために点滴を行ったり、免疫のはたらきがよわくなっているので二次的な感染を防ぐために抗生物質を投与するといった治療により対応していきます。

 

早期の治療が大切な命をまもる完治へのカギ

汎白血球減少症、パルボウイルスへの感染は何より早期の対応が大切です。回復して完治するまでには10日〜1ヶ月程度と幅があります。感染の程度や状態などによってずいぶんと個体差があるのです。ただししばらくは便としてウイルスが排泄されることになりますから、周辺のネコちゃんとの接触は控えなければなりません。担当の獣医さんの指導をよくまもるようにしましょう。

 

 

 

汎白血球減少症を予防する方法

 

ワクチン接種を行うこと

汎白血球減少症のワクチン接種がすすめられます。一般にワクチン接種後3日くらいから免疫のはたらきが上昇し、約2週間で感染を予防できるレベルになるとされています。ワクチンの接種には種類や期間、回数といったことをスケジュールプランをつくる必要があります。担当の獣医さんと相談するようにしましょう。

 

糞便の扱いに注意する

いったん感染の治療が終わったとしても、糞便中には長期にわたりウイルスが排泄されます。糞便処理などについては、獣医さんの指導をよくまもりましょう。パルボウイルスはとてもつよいウイルスで、通常の環境では3年間は生存することができるといわれています。室温以下では1年以上、30℃以上の外気温でも、数ヶ月以上生存するといわれるつよいウイルスなのです。

 

感染したネコちゃんとの間接&直接の接触を控える

感染したネコちゃんとの直接的な接触はもちろん、間接的な接触も控える必要があります。一般的な消毒薬にもつよいので、グルタルアルデヒド系消毒薬・塩素系消毒薬が有効とされます。このあたりも獣医さんに指導を受けるのがよいでしょう。

 

 

 

 

院長からのアドバイス

汎白血球減少症はかわいいネコちゃんの命を奪う危険性のある感染症です。そういう意味ではオーナー様も落胆してしまう方がおられます。しかし早期に対応ができれば命を救うことができます。あきらめずに、ちょっとでも様子がおかしいと思えば、かかりつけや近隣の動物病院にすぐに相談するようにしましょう。

 

 

 

 

※参考文献

*ニールス・C.ペダーセン、今野明弘(著):猫の感染症, チクサン出版社, 2000

*カトリン・ハートマン、ジュリー・ケイ・レヴィ (著):猫の感染症―selfーassessment color rev, ファームプレス, 2013

*遠藤実、 品川森一、後藤仁、清水亀平次:ネコ汎白血球減少症ウイルスのネコ腎同調培養細胞における増殖, 日本獸醫學雜誌 43(1), p63-70, 1981

*日本獣医臨床医学フォーラム・汎白血球減少症(http://www.jbvp.org/petlovers/cat_name_densen.html 2016年6月17日閲覧)

*猫感染症研究会・汎白血球減少症(http://www.jabfid.jp/SiteCollectionDocuments/abcd_factsheet_FPV.pdf 2016年6月17日閲覧)

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