東京都調布市 京王線調布駅 動物病院 急患随時受付 ペットホテル 往診 在宅介護

落合動物病院
落合動物病院
落合動物病院
落合動物病院 東京都調布市 京王線調布駅 動物病院 急患随時受付 ペットホテル 往診 在宅介護
落合動物病院
落合動物病院

診療時間 9:00 ~ 12:00・16:00 ~ 19:00

休診日 日曜・祭日 アクセス 駐車場
各種ペット保険取扱 各種クレジットカード取扱

落合動物病院
急患は随時受付けております まずはお電話を
落合動物病院 狂犬病予防接種・定期健診について

猫の病気 肥満細胞腫

●肥満細胞腫●

肥満細胞腫とは?

肥満細胞腫とは皮ふや内臓にできるガンのこと!

肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)とは、肥満という言葉から太ったネコちゃんにできる病気と思われる方もいるようです。これはちがっていて、肥満細胞という細胞がガンになってしまった状態のことをいいます。肥満細胞腫はネコちゃんにもワンちゃんにもできる病気ですが、日本ではとくに皮ふにできる腫瘍(腫れもの)のなかでは2番目に多いといわれています。欧米では遺伝的にシャム猫に多いといわれているようですが、このあたりは日本では確認がとれていないとされています。

 

肥満細胞腫には皮ふ型と内蔵型の2種類がある

肥満細胞腫は大きく「皮ふ型」と「内蔵型」の2種類にわけられます。

 

皮ふ型

皮ふ型は見た目がさまざまで、これといった特徴がないことも少なくありません。ある場所にだけみられたり、からだのいろいろな場所にみられることもあります。また盛り上がることもあれば、潰瘍(かいよう)のように深い傷として確認できることもあります。

 

内蔵型

内臓型の多くは小腸にできることが多いですが、そこからほかの臓器に移る(転移する)こともあります。お腹のあたりに大きなしこりとして確認できることもあります。

 

できる場所によって良性と悪性が分かれる!?

肥満細胞腫は腫瘍です。腫瘍には良性と悪性の2種類があります。良性のものはからだに大きな害を与えないため、治療には急を要しないこともあります。しかし悪性だとそうはいきません。いわゆるガンですので、早急な治療が必要です。またネコちゃんにみられる肥満細胞腫には、できる場所によって「良性」と「悪性」が分かれるという特徴があります。報告によってもばらつきがありますが、皮ふにできるものの50〜90%は良性だといわれています。逆に内臓にできるものは多くのケースで悪性となることが多いようです。しかもネコちゃんの場合は、ワンちゃんより内臓に肥満細胞腫ができることが多いのです。

 

 

 

肥満細胞腫の症状

 

皮ふの場合は、しこりが多発することもある

皮ふ型の場合は、頭やくびのまわりにしこりがみられやすいのが特徴です。皮ふのある部分にだけポツっと硬いしこりが1コみられることもあれば、からだのいろんな場所に多発してみられることもあります。また単に硬いしこりとしてあるのではなく、その部分の毛が抜け落ちて脱毛している状態になることもあります。かゆみがでないことが多いのも特徴のひとつです。

 

内蔵型は脾臓や肝臓に広がることも多い

内蔵型は悪性度が高いものです。小腸に発生して脾臓や肝臓といったほかの臓器に広がることもあります。皮ふ型に比べると広がりが大きいことから早期の発見と治療が何より大切です。ガンの広がり、いわゆる転移(てんい)は、発症したネコちゃんの90%程度にみられるといわれています。状態が悪くぐったりしているため、反応が鈍くなったり、食欲がなくなる、吐く、体重がおちるといった症状が認められます。

 

放置は危険、命をおとすこともある

くり返しになりますが、肥満細胞腫はいわゆるガンです。放置しておけば全身に病態が広がって、最終的には命を落としてしまうこともあります。早期に治療に取りかかれれば回復の可能性もありますが、ガンの進行が思いのほか広がっていれば治療の方針も限られてしまいます。

 

 

 

肥満細胞腫の検査

細胞診

細胞診とは、腫瘍細胞(ガン化した細胞)の一部を針などでとって、それを精密機器を使って確認する検査です。腫瘍の場合に用いられる検査ですが、これだけでは確実な診断ができないこともあります。

 

生体検査

生体検査というのは、病気をおこしている組織を一部切除してそれを精密に検査する方法です。現在は、信頼性の高い検査だと考えられています。

 

血液検査

ガンなどをおこしていると血液の成分に異常値を示すことがあります。そのため血液検査を行うことが多いです。

 

画像検査

画像検査の場合は、レントゲン撮影や超音波などの検査機器を使った検査が一般的です。レントゲンでは、からだの内部を画像としてみることができます。また超音波では実際の臓器の動きなどをリアルタイムでみることができます。動画としてみることができるということです。内蔵型の場合はとくに画像検査が有効で、ガンの広がり具合も確認することができます。

 

 

 

腫瘍細胞の治療

 

薬物療法

ガン細胞の進行をとめたり、あるいはガン細胞を弱める薬を服用したり、あるいは塗り薬として使用することもあります。皮ふ型の場合は、自然に治っていくこともあるため、積極的に手術するのではなく、こういった薬を使った治療法を優先することもあります。

 

手術

内蔵型のように悪性度が高いものに関しては、できるかぎり積極的に手術をします。お薬や放射線をつかった治療は補助的に使うこともありますが、内蔵型の肥満細胞腫の治療は手術が原則と考えられています

 

放射線治療

放射線による治療は賛否両論あるところです。基本的には放射線を使った治療だけで肥満細胞腫を治すことは難しいと考えられています。しかし、手術やお薬による治療の補助手段として用いることで一定の効果があると考えられています。

 

 

 

肥満細胞腫を予防する方法

 

日頃からの観察につきる

肥満細胞腫を予防する方法として推奨できるものはないといわれています。できることは、オーナー様が日頃からネコちゃんのからだをなでてあげるなどして、良好なコミュニケーションを大切にすることです。皮ふの下にしこりがないかなどを日々みてあげて、ちょっとでも違和感を感じるならばすぐに獣医さんに相談することに尽きます。

 

 

 

 

院長からのアドバイス

ネコちゃんの肥満細胞腫のなかでも内蔵型はとくに注意が必要です。早い発見と早急な治療がその後のネコちゃんの命を左右するといっても過言ではありません。吐いたり、下痢したりといったちょっとした症状であったとしても、まずはお近くの獣医さんにみてもらうようにしましょう。

 

 

 

 

※参考文献

*宮野のり子、花田道子(著):ペットがガンに負けないために―犬・猫の体にやさしいガン治療の選択を. メタモル出版. 2007

*Carpenter JL, Andrews LK, Holzworth J: Tumors and tumor like lesions. In Holzwworth J (ed): Disease of the Cat: Medicine and Surgery. Philadelphia, WB Saunders,1987, pp.406-596.

*Chastain CB, Turk MAM, O’Brien D: Benign cutaneous mastocytoma in two litters of Siamese kittens. J Am Vet Med Assoc 193:959-960, 1988.

*Wilcock BP, Yager JA, Zink MC: The morphology and behavior of feline cutaneous mastocytomas. Vet Pathol 23:320-324, 1986.

*小野憲一郎他:イラストでみる猫の病気 (KS農学専門書). 講談社. 1998

急患は随時受け付けております 落合動物病院
落合動物病院付属ペットホテル 詳しくはこちらをクリック 落合動物病院在宅サービス 詳しくはこちらをクリック 動物ナビ
落合動物病院ブログ

落合動物病院 〒182-0021東京都調布市調布ヶ丘 2-3-13 ●042-487-0031 ●診療時間9:00 ~ 12:00 ・16:00 ~ 19:00 ●休診日 日曜・祭日 ●アクセス 駐車場

Copyright (c) Ochiai animal hospital All Rights Reserved.