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猫の病気 乳腺腫瘍

●乳腺腫瘍●

乳腺腫瘍とは?

乳腺腫瘍とはお乳にできるガンのこと!

乳腺(にゅうせん)というものをご存知でしょうか。人間でもお母さんが赤ちゃんにお乳をあげますね。ネコちゃんやワンちゃんでもそれは同じです。お母さんのおっぱいには、乳腺というものがあります。これは小葉(しょうよう)という乳汁(ミルク)をつくる組織とつくった乳汁(ミルク)を乳頭まで運ぶ乳腺という管からなります。ここに腫瘍(しゅよう)といって、いわば「腫れもの」ができてしまうのです。腫瘍というのは、細胞が何らかの原因で異常にふえてしまって、腫れもの・しこりとしてあらわれるものです。腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍があります。良性腫瘍は単純に腫れているだけですので、腫れ自体が気にならければ、一般にはとくに致命的な問題とはならないのがほとんどです。一方で悪性腫瘍は「ガン」といわれます。放置しておくと、どんどん異常細胞がふえていき、からだ全体に広がる可能性が高く、最終的には命を落とすこともあります。ネコちゃんの乳腺腫瘍は、ほとんどが悪性腫瘍。つまりガンなのです。

 

老化や女性ホルモンが関係している!?

乳腺腫瘍ができる原因は、はっきりとわかっているわけではありません。ただ乳腺腫瘍が発生する年齢としては10歳前後が多いということもあり、老化はひとつの原因だと考えられています。また、メスに特有のホルモンである「プロゲステロン」が乳腺腫瘍と関連が高いという研究報告もあること、避妊手術をしていないネコちゃんは、避妊手術しているネコちゃんよりも乳腺腫瘍が発生しやすい(発生率は7倍ともいわれています)という統計データもあり、女性ホルモンが関係しているのではないかといわれています。ただし「避妊手術している=乳腺腫瘍にならない」ということではないので、この点には注意してください。

 

オスでもなる可能性がある

ときどき「オスだから乳腺腫瘍にはならないでしょう。」という方がいます。「乳腺腫瘍はメスの病気か」というと、そうでもありません。文献や学術報告などをみていくと、オスでも乳腺腫瘍になるケースはあります。発生率は低いですが、オスでも500頭に1頭くらいは発生するともいわれます。メスの場合5頭に1頭ともいわれますから、発生するのはメスが圧倒的に多いのは事実ですが、メス・オスに関係なく発生のリスクがあるのだということは、知っておく必要があります。

 

 

 

乳腺腫瘍の症状とは?

 

皮ふ上にふれる硬いしこり

ネコちゃんの乳腺腫瘍のもっとも代表的な症状といえば「しこり」です。ネコの乳腺は、一般に前足の付け根から後ろ足の付け根のあたりにかけて、左右に4コずつ、合計で8コあります。そして、乳腺腫瘍はお腹のあたりの乳腺にできやすい傾向がみられます。乳腺腫瘍があるときには、乳腺をかるく触ってみると、1つないし複数のやや硬いしこりを感じることができます。

 

進行すると自壊(じかい)することもある

乳腺腫瘍のもうひとつ特徴的な症状としては、腫瘍のある部分の乳頭が赤色の腫れがみられることがあるということです。ときに黄色っぽい液体がしみ出ているときもあります。早期に発見できれば数ミリくらいの小さな腫瘍ですが、放置したまま発見が遅くなると、腫瘍が皮ふを突き破ったような状態(自壊)になりみるからに痛々しい状態になるケースもあります。

 

 

 

乳腺腫瘍の検査

 

乳腺部の組織を調べる検査

検査として一般的なものは、乳腺部の腫瘍を直接切り取って調べる検査です。腫瘍が良性のものなのか悪性のものなのかを判断するためにも欠かせない検査となります。ただ、ネコちゃんの乳腺腫瘍は、その多くが悪性であるということがわかっています。のんびりと検査結果を待つのは現実的ではありません。明らかに悪性腫瘍が疑われるときは、まずは乳腺腫瘍を手術として切り取ってから、しっかりと検査していくという手順で行うことが普通です。

 

再発の心配あり。画像検査や定期検診も大切

ネコちゃんの乳腺腫瘍は、再発する可能性も高い病気です。手術後には、定期的に画像検査や獣医の診察を受けることが大切です。再発やほかの臓器への広がり(転移)の心配もありますので、手術前後には今後の治療の流れなどをあらかじめ、担当の獣医さんと相談しておく必要があります。検査の頻度がふえれば、それだけ費用もたくさん必要になります。このあたりは、治療にあたる病院あるいは獣医としっかりと話し合っておきましょう。

 

 

 

乳腺腫瘍の治療

 

基本となる治療は手術

ネコちゃんの治療の基本方針は手術となることがほとんどです。ガン細胞を直接取り除くことができるメリットがあります。ただ高齢であったり、体力的な問題などがあると積極的に手術がすすめられないこともあります。

 

手術あとの抗がん剤治療

手術が終わったあとに、抗がん剤(お薬を使う)治療を行うこともあります。これは、手術で取れなかった小さながん細胞などを除去するのが目的です。ただし副作用もあるので、ある程度ネコちゃんの体力も必要になります。効果と副作用は表裏一体。担当の獣医さんの方針を聞き、納得のいく治療を行うことが大切です。

 

そのほかの治療法

そのほか、病院によってはビタミンCを点滴する治療、免疫のはたらきを調節する治療、サプリメントなどを用いた治療など、各病院によって、やや特徴のある取り組みをしているところもあります。お近くの獣医さんに伺ってみると参考になるかもしれません。

 

 

 

乳腺腫瘍の予防と手術後ケア

早いうちに避妊手術をする

絶対的な予防方法とはいえませんが、現在ネコちゃんの乳腺腫瘍の予防法として有効だと考えられています。目安としては、1歳未満で避妊手術を受けることで、乳腺腫瘍の発症をかなり予防することができると考えられています。

 

手術後のケアも大切

乳腺腫瘍を100%予防できる方法はなく、どんなに頑張っていても乳腺腫瘍になってしまうこともあります。早期発見ができ、うまくガン細胞を取り除けたとしたら、その後の術後ケアがとても大切です。ポイントは、「免疫のはたらきをよくすること」です。具体的には、

 

  • 食生活を正しくする(良いフードを食べさせてあげる)
  • 適度に運動をさせる
  • ストレスのない環境づくり

 

免疫のはたらきは、ガンの成長にも大きく影響します。術後のケアを大切にし、かかりつけの獣医さんの指導を守って、家族の一員であるネコちゃんをしっかりとケアしてあげましょう。

 

 

 

 

院長からのアドバイス
「費用などはきちんと相談しましょう!」

良性の乳腺腫瘍もありますが、多くは悪性腫瘍です。そしてもし悪性腫瘍(ガン)がみつかったとしても、早期の発見と適切な治療によって、大切なネコちゃんの苦痛を減らし、余命を伸ばしてあげる努力ができます。できるかぎり穏やかな生活ができるよう尽くすのが獣医の役割でもあります。あきらめずに、できる手段がないかぜひ医療機関に相談するようにしてください。また、ガンの手術は費用が高額になる場合もあります。予め担当の獣医さんとしっかり相談しておきましょう!

 

 

 

 

※参考文献

*Janet S. MULEYA, Munekazu NAKAICHI, Junya SUGAHARA, Yasuho TAURAO, Tomoaki MURATA and Saneneri NAKAMA: Establishmentand Characterizationfa NewCell LineDerivedfromFelineMammary Tumor. Japanese Society of Veterinary Science 60, 8, p93l-93S,1998

*日本乳癌学会(編):乳腺腫瘍学 (第2版) , 金原出版, 2016

*中村清吾:乳癌MRI診断アトラス, 医学書院, 2004

*小動物腫瘍臨床 Joncol:株式会社ファームプレス, 2014

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